さぶかる五合目

「死ぬんじゃないですかね」「まぁ大丈夫でしょ」「じゃあ行きます」

映画ヒープリ感想 盛上りに次ぐ盛上り!終始大興奮の超エンタメ傑作!!※ネタバレ有

最初からクライマックスだぜ

 これに尽きる!『映画ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』は激熱ポイントが多すぎて、終始ムネアツ状態だった。VRっぽい技術世界の「ゆめアール」はその名の通り夢いっぱいの世界を作り出し、映画オリジナルキャラクターの「ゆめアールプリンセスカグヤ」ちゃんのかわいいステージにときめき、プリキュア5の登場で心を震撼され、のどかとのどかのお母さんとの親子愛に涙し、見ごたえ抜群のクライマックスバトルに興奮し、最後の大団円で最高の満足感を私にくれた。
  本当に大盛り上がりの大エンタメ傑作だった!!!

※自分の振り返りも兼ねて記しているので、ネタバレ有り

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のどかの回想から物語はスタート

 のどかの入院時代の回想から映画は始まる。元気になったら、おいしいものを食べて、いっぱい遊びたいとお母さんと話しているシーンでもう泣く。この始まりは、映画のテーマの1つの親子愛を描いている。映画オリジナルキャラクターのカグヤちゃんはゆめアールの開発者の博士の娘でありここの親子愛がストーリーの根幹にあるテーマだ。

 OPがかなり短縮されており、ここでかなり密度の濃いストーリーだと予想したが、まさかここまでとは…。

ゆめアールが流行している東京観光でストーリーは展開

 舞台は東京。東京では、思い描いた夢を映し出せるゆめアールが大流行。のどか達とのどかのお母さんで東京観光するという流れでストーリーは展開されていく。

 ゆめアールで人々は自分のマスコットを映し出すため、東京観光はラビリン達ヒーリングアニマルも隠れる必要なく、一緒に楽しめる。このゆめアールで展開される世界は空中の綺麗な魚が泳ぎ、思い描いた服が着れて、演出的にも華やかでワクワクさせてくれる。

 ラテ様が迷子になり、助ける形で登場するのが、カグヤちゃんだ。カグヤちゃんはのどかを見るなり、東京から出てと頼む。のどかに何か感じているようだ。ラテ様はカグヤちゃんからエレメントさんに似たものを感じ取った。彼女の正体はいったい…。

カグヤちゃんのキラキラしたステージからバトルへ!そこにあの方々が登場

 カグヤちゃんは大人気のモデルでゆめアールのステージを盛上げる。観客の映し出す夢とカグヤちゃんのパフォーマンスが合わさり、可愛らしいステージを魅せてくれた。衣装も大変可愛らしい。カグヤちゃんは壇上で観客に夢があるか尋ね、1人の観客が1番のダンサーと答える。この観客が、映画オリジナル敵キャラのエゴエゴに夢の花を奪われてしまう。夢の花とかお前デザトリアンかよっ!って若干思った。エゴエゴが強敵でさらに10体に分身する。ここで早速あの方々が登場する。-----プリキュア5GoGo!のメンバーが。

 プリキュア5見ていないから、5の面々が出てきてなんて思うか自分でも分からなかった。しかし、そんな思いは杞憂だった。5のメンバーがピンチに颯爽と現れ、口上をあげるシーンで全身が骨の髄から震撼した。全身で解らせられられた。これが今の5人組体制を決定付けたプリキュアか貫禄が違う…!5見ます。戦闘シーンも圧巻で素晴らしかった。

 

追記:こんなことしてるの知らなかったよ…。

「Yes!プリキュア5GoGo!」の副音声ボイスドラマ上映決定!!

 そうえば、イヤホンしてるお客さん居たわ。タイトルにGo!Go!って入れてる割には5要素薄めだと思ったよ。また行く楽しみが出来て良かった。

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東京観光再開。カグヤちゃんの正体

 バトル後、5はエゴエゴを追い、のどか達はエゴエゴに取り込まれていた観客を介抱しホテルに戻った。3星ホテルでちゆは旅館に生かせると写真をとる。楽しいホテルの時間を過ごし、就寝時間に。のどかとお母さんはちゆ達と違う部屋で二人で寝る。ここののどかのもう子供じゃないよというお母さんとのやり取りが良かった。

 早朝、ひなたがエゴエゴ捕まえたから安心してという電話を5達から貰う。しかし、それは、博士の罠で5達は囚われの身に。そんなことは思いもしないのどか達は、カグヤちゃん案内で東京観光を再開。ちゆの希望の国立競技場やひなたの希望のアパレルショップを巡り、美味しいご飯を食べた。公園で一息ついている時、カグヤちゃんはのどかにのどかちゃんの行きたいとこを尋ねる。のどかは場所じゃなくみんなと何処かに行けて何かが出来れば良いと答える。

 帰り道、カグヤちゃんが明日誕生日とのどか達に話したところ、誕生日パーティーしようとのどかが提案。お母さんにもそのことを伝えようと家でお母さんを探していると、倒したと聞いていたエゴエゴが家にいた。更には、お母さんの研究室に囚われの5達の姿が。お母さんは身勝手な夢のために5を捕えたと言い、逃げるカグヤ。カグヤはお母さんに大嫌いと言ってしまう。ここの博士の顔が凄く辛そうだった。エゴエゴも博士の言う通りに動く無邪気な子供って感じで適役だけど私は憎めなかった。

 ゆめアールのクジラに導かれのどか達は、雲の上にある夢の花に到着する。そこには、泣いてうずくまっているカグヤちゃんが。カグヤちゃんがお母さんが5を捕えていた事、自分はこの夢の花の精霊だと正体を明かす。ラテ様が感じ取っていたエレメントの気配は彼女自身だったのだ。この時の姿が、ゆめアールのステージで纏っていた衣装だったので、それ自前なんだと若干思った。5を助けお母さんを止める事を約束するのどか達。物語はクライマックスへ。

博士の暴走。のどかとお母さんの愛。博士の願い

 5達の夢の花じゃ足りない。博士は時間がないと焦り、東京中の人々から手当たり次第に夢の花を奪う様エゴエゴに指示する。のどか達もマスコットと分断され、変身出来ずピンチに。そこを助けたのがのどかのお母さんだ。私が絶対守るから早く逃げて。泣くわ。そう言ったお母さんも夢の花を奪われてしまう。そんな姿を見て、のどか達は、ラビリン達は強い思いで1つになりヒーリングっとプリキュアパートナーフォームに変身する。またこの衣装がかわいいんだわ。一気にその場を切り抜け、博士の研究室へ。

 博士は、カグヤのためにやった事だと訴える。ゆめアールはカグヤの力で動いており、カグヤに負担が掛り明日14歳の誕生日に消えてしまう。カグヤを生き永らえさせるために、どうしても夢の花が必要だと。カグヤとずっと一緒にいるために。約束したから。博士ものどかのお母さんと同じ、子供を絶対に守るという思い。愛で動いていた。

夢の花を取り込んだエゴエゴとのラストバトル

 博士がカグヤに夢の花を使おうとしたその時。エゴエゴが博士の命令に背き、夢の花を取り込んでしまう。パワーアップしたエゴエゴに苦戦するヒープリ。カグヤは力を振り絞り、5達の拘束を解く。5との共闘でエゴエゴから夢の花を取り返した。博士はカグヤに夢の花を使おうとするが、みんなに返してあげてと願い、夢の花は持ち主のもとに帰っていった。カグヤちゃん消えないでくれ…

今度はカグヤちゃんを取り込んだエゴエゴ。正真正銘のラストバトルへ

 消えそうなカグヤちゃんをエゴエゴが取り込み、ラストバトルへ。グレースとドリームがフォームチェンジして、ヒーリングっとアローでエゴエゴを浄化する。このフォームののどかがリップも塗って凄い大人な感じがして凄い綺麗だった

みんなの思いで奇跡が起こる。大団円で終幕

 消えそうなカグヤちゃんを助けようと、のどかは東京のみんなに訴える。カグヤちゃんを助けてと。強い思いが大事。映画の根幹にあったテーマ通り、みんなのカグヤちゃんを助けたいという強い思いが形になり、グレースがまたフォームチェンジ。この映画大盤振る舞い過ぎだろ。返信バンクだけでなく通常シーンでも限定フォームで動き回ってくれるし最高だわ。みんなの強い思いが奇跡を起こし、カグヤちゃんが消えずにお母さんとこれからも生きれる様に。ちゃっかり、エゴエゴもマスコットになって生き残っている。エゴエゴは博士の命令に従順な子供って感じだったから倒してお終いで終わりじゃなくて個人的には良かった。

 これ本当に1時間と少しの映画のボリュームか!?満漢全席って感じだぞ。最高だわ。優勝。大満足でエンドロール。エンドロールの映像もヒープリ1年間の振り返りで泣いたし、ED曲もよくて泣いた。挿入歌も凄く良かった。買います。胸いっぱいので余韻に浸っていると、トロピカッている面々がスクリーン上に。まだ終わりじゃない。

10分も無いくらいの映像なのに一気にトロピカル

 トロピカルージュプリキュア強すぎる。一気に余韻が吹っ飛びトロピカッた。親子愛の感動超大作で号泣してたところにトロピカル混入で、高低差で泣き笑いになったけど、やっぱトロピカルージュプリキュアも好きだわ。みんなでダンスして今度こそ終幕。

 最後にトロピカルージュプリキュアの映画情報解禁。キュアサマーが雪上に。寒そうって思ったのは私だけでないはず。今年の秋上映予定。見に行かねば!

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