さぶかる五合目

「死ぬんじゃないですかね」「まぁ大丈夫でしょ」「じゃあ行きます」

【奥三河名山八選】岩山〜明神山縦走!ヤマビルパニック!もしかしてソウナンですか!?

 死んでしまいます…。今回は、マイナーな山と準備不足、慢心これらが積み重なってかなりやばいことをしたと反省しとります。生きて帰ってこれて良かった〜。

三河名山八選とは

 今回登った明神山は奥三河名山八選の1つです。では奥三河名山八選とはなんぞやと。奥三河名山八選は、その名のとおり愛知県の奥三河にある山々から選ばれた8つの山のことです。

元々は愛知万博関連の地域復興事業の1つだそうです。以下、まとめリストになります。

  • 風切山
  • 碁盤石山
  • 明神山
  • 茶臼山
  • 八嶽産
  • 天狗棚
  • 宇連山
  • 竜頭山

 きれいにまとめてあるサイトがありましたので詳しくはこちらのサイトへ↓

奥三河名山八選 - 山情報 - ヤマレコ

 正直、これらの山はマイナーです。そのためあまり情報がなく、たまたまあったネットの先人のブログを見ると、ハイキングと書いてありましたので慢心していました。……これがのちのちの地獄につながるとは誰も予想していなかったのです

愛知県の山なら前泊しなくていいじゃん!

 この発想で奥三河名山八選を選びました!東海圏に住んでるので愛知県なら早朝出発してその日のうちに登って帰れるのでは🤔と思いました。その中で1番標高の高い明神山に決めました!さらに先人のブログでは縦走してましたので、私も大喜びで縦走できるじゃん!となり、石山と明神山の縦走コースに決定!

 ちなみに、参考にしたブログはコレです。ヤマレコに登録必要みたいなんですけど、無料なんで気にせんといてください。↓

(三ツ瀬)明神山(1016m) 尾籠岩山(710m)・愛知県新城市 北設楽郡 - 2020年01月03日 [登山・山行記録] - ヤマレコ

当日の7時頃に出発!入山は11:30!

 当日はカンカン照りの快晴!!この時点で大勝利!!

f:id:onobori_z:20200802120141j:image
 登山口付近の駐車場には登山ノートと竹製のストックの貸し出し、さらに塩がありました。塩!?ってなりました。この塩はヤマビル対策として、有志の方が置いていってくれたものでした。この時はヤマビルの恐ろしさを甘く見てました…。f:id:onobori_z:20200802120946j:imagef:id:onobori_z:20200802121007j:imagef:id:onobori_z:20200802121012j:imagef:id:onobori_z:20200802121017j:image  

いざ!入山!

 尾籠登山口から入山!登山口付近の民家に住んでるおじさんから「ヒルに気をつけてね。塩持った?」と心配されました。そんなにヤマビル出るのか〜と思いましたけど、塩も持ったし大丈夫と入山しました。

ヒルヒルパニック!これが"ヒル"クライムッ…!

 登山道としてはかなりの獣道!マイナー登山なので私達のグループ以外誰もいません。貸し切りじゃん!っと舞い上がってウキウキで登ってました。しかし!もうすでに、奴らのテリトリーに入っていたのです…。ヤマビルのテリトリーに!足元がなんとなくヌルっとしたヒヤッとした感触があり確認すると・・・。ヤマビルだーー!!
f:id:onobori_z:20200802125043j:image

 うぇ……モウムリィ…キモスギルゥ…。心折れかけました。足元には3〜5匹のヤマビルが靴のすき間というすき間から入り込み血を吸いにきました。多すぎぃ!焦りテンパりビビりました!ここで駐車場で取っておいた塩の出番!塩を振りかけたら即撃退!!しかし、ヤマビルに噛まれたところは結構な跡が残ります。
f:id:onobori_z:20200802125452j:image

 梅雨明けの今の時期は特別ヤマビルが多いと思います。そういう山に行く人はぜひとも塩を限界まで溶かした塩スプレーを持っていってください!則撃退できます!詳しく書いてくれている記事を見つけたのでぜひとも見て対策してください!↓

ヤマビル対策、いろいろ試してみてわかったこと。休憩中のザックにも張り付いてくるので注意! YAMAYA - ヤマケイオンライン / 山と渓谷社

まづは岩山!快晴の空の下での山頂ランチは贅の極み!

 ヤマビルと格闘しながらまづは岩山の山頂に向かいます。今回は縦走なので岩山に登り、その後少しだけ来た道を折返し明神山に向かうコースになります。

 コース自体はとてもいいです!なかなかの急斜面にけもの道!山頂までのコースの中にベンチと見晴台があり、目印にもあまり困りません。
f:id:onobori_z:20200802130157j:image

 この見晴台から景色は絶景でした!遮るものが何もないのであたり一面の山々と谷間にある文明をのぞき見できます!
f:id:onobori_z:20200802130445j:image

 この見晴台から10分ほどで山頂に到着!だいたい1.5時間くらいでした。
f:id:onobori_z:20200802130609j:imagef:id:onobori_z:20200802130647j:image
 山頂ランチの時間です!出発するときに近所の美味しいパン屋さんで買っておいたパンでランチタイムです!
f:id:onobori_z:20200802131055j:image

山頂でのランチは・・・うん!最高やな!!

岩山の次は明神山だ!来た道帰って!案内板通りに…!ココドコ…?

 山頂ランチをし、最高の気分です後半戦っ!来た道を帰り、明神山との分岐へ戻ります。そのとおり進んでいくと、案内板や目印テープがなくなってきました…。でも方向は合ってるし尾根つたいにいけば大丈夫と思って進みました。しかし、行き止まり。折返します。しかし、もとの道に帰れず。……ヤバい。これは遭難したのでは…?うろちょろすること実に3時間!ようやく目印テープを見つけ開けたところに出ることができました!
f:id:onobori_z:20200802131845j:image

 柿野北登山口?私達が入山した登山口のすこし下のところにあった登山口のルートに出れました。良かった…。心の底からホッとしました。以外に登っている人がいないので、人についていくということが皆無だったし、それにも関わらずルートの下調べを怠っていたのがこの遭難の原因ですね。ほんとに反省しなくてわ。

三河名山八選で最高峰の明神山!ほんとに1000m級の山!?急傾斜!梯子!鎖場!

 トラブルもありましたが、あとは明神山に登るだけです!気張りましょう!しかし、この明神山のコースがなかなかの難易度!かなりの傾斜が続きます。それだけでなく梯子や鎖場など、リアルファイト一発状態で山というか崖を登っていきます。
f:id:onobori_z:20200802133240j:imagef:id:onobori_z:20200802133320j:imagef:id:onobori_z:20200802133425j:image
 このコース登り甲斐があります!もっと余力があったら楽しんで登れましたがここまでに歩き回ってましたので、もうヘトヘト。力を振り絞って登ります。そして、急傾斜と鎖場、梯子を突破し、ついに山頂へ!


f:id:onobori_z:20200802133710j:imagef:id:onobori_z:20200802133726j:imagef:id:onobori_z:20200802133741j:image

 山頂には立派な展望台が!この時はあいにくの雨でしたが、晴れていたら絶景が見れるでしょう!

あとは下るだけ!そして下山後は温泉だ!!

 もうあとは下るだけです!さらにこの明神山の麓には温泉がありますのでしっかりと体を休めることができま〜す!(下山した柿野北登山口から入山した登山口まで歩いて40〜50分かかることをこの時はまだ知らない)

結果!マイナーな山は情報が少ない!どんなことがあっても大丈夫なよう準備をしっかりと!

 しかし、奥三河名山八選自体は楽しい山々だとわかりましたのですぜひとも制覇したい!また、来週か再来週あたりにどれかに挑戦します!今度は準備をしっかりしてね!